2年程「のんびり」とブログを続けてきました。この先も続けていける自信がついてきましたので、本腰を入れる為にレンタルサーバーの見直しを実施しました。この記事では、「レンタルサーバーを比較した内容」、「ロリポップのプラン変更手続き」、「ブログ表示速度測定結果(プラン変更前後比較)」などをご紹介したいと思います。
ブログ開設当初のレンタルサーバーの契約内容
ブログ開設当初は、「そもそもブログを続けていけるか?」といった不安がありました。なので、できるだけ初期投資を抑えてスタートしたいと思いました。僕がブログ開設当時に選んだのはロリポップのライトプラン(当時は月額 250円、初期費用1500円、独自ドメイン880円/年)でした。年間のトータルで5380円程度ですので、最悪、続けられなかったら、このくらいのお金はあきらめようと思って契約したのを覚えています。
僕の場合、飽きっぽいこともあり、ブログの執筆をまったくしない期間などもありましたので、ミニマム投資でスタートしたのは結果的には良い判断だったと思います。他のレンタルサーバーと比較して安価なロリポップは、僕のように不安がありながらも、初めてブログを開設する人にはとてもおすすめです。
レンタルサーバー見直しの理由
メリット
よりスペックの高いレンタルサーバーを選択することで、ブログの表示速度を早くすることができます。ブログの表示速度を早くすることで、ブログに訪れてくれた皆様にストレスを与えずに、記事を見てもらうことができます。
デメリット
一番大きなデメリットは維持費用が上がる事です。ですが、ブログを続けられる自信がついたら、ある程度のコストをかけても良いのではないでしょうか?
- 毎月のブログ維持費用が上がる
- 個人使用であれば、表示速度以外のスペックは、ライトプラン程度でも十分
- レンタルサーバーの引っ越しが手間
ブログの表示速度が与える影響
直帰率/離脱率が上がる
ブログの表示が2秒遅いだけで、直帰率は50%増加するそうです。せっかくブログを訪れてくれたのに、表示が遅いことで記事を読む前に離脱されてしまう事態も出てきます。せっかく良い内容の記事を書いても、読まれなければ意味がありませんね。
直帰率とは、サイト内の1ページしか閲覧されなかったセッションのことです。Googleアナリティクスの場合、Googleアナリティクスサーバーに対するリクエストを1回だけ発生させたセッションを特に区別して直帰として扱います。
アナリティクスヘルプ
離脱率は、個々のページのすべてのページビューで、そのページがセッションの最後のページになった割合を示します。
アナリティクスヘルプ
SEO の評価が下がる
Googleから、ブログの表示速度が遅いと、モバイル検索の順位に影響が出ると公表されています。検索ランキングはSEO的に非常に重要ですので、ブログ表示に3秒以上かかるのであれば、速度改善を意識すると良いかもしれません。
ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します。
Google Google ウェブマスター向け公式ブログ
レンタルサーバー比較
レンタルサーバーの見直しにあたって、多くの会社を調べました。評判、運用実績、コスト、セキュリティなどの観点から、以下の4社が良いと思います。スペック比較表も準備しましたので、ご参考にしていただければと思います。僕のおすすめランキングは、上から順番となっています。
①カラフルボックス ColorfulBox
株式会社カラフルラボが2018年7月にサービスを開始したレンタルサーバーです。高いサーバースペックが特徴でトップクラスのセキュリティ・安全機能を搭載しています。個人利用で表示速度を求める場合は、「BOX2」というプランがおすすめ。月額880円~ 利用が可能です。
②ミックスホスト mixhost
アズポケット株式会社が2016年4月にサービスを開始したレンタルサーバーです。カラフルボックスとサービスがすごく似ています。同じ会社なんじゃないかと思ったくらいです。障害情報が多いといった評判があるようですが、サーバー機器というのは、各社同じようなCPU、SSD、メモリを使っているのですから、mixhost だけが高いとは思いません。障害の計算方法や元々あるサーバーの母数が各社異なるので、数値の違いが出るのだと思います。正しく公表し、対応している姿勢が良いと思います。個人利用では、「スタンダードプラン」がおすすめ。月額880円~ 利用が可能です。(なお現在、上位プランであるプレミアムプランが月額890円~ 利用できるキャンペーン実施中です。)
③ロリポップ Lolipop
GMOペパボ株式会社が2011年11月にサービスを開始したレンタルサーバーです。長い歴史がありつつ、コストパフォーマンスが高いレンタルサーバーです。以前は「速度が遅い」という評判がありましたが、「ハイスピードプラン」がリリースされてからは、印象が変わっています。他社の高速プランと同等以上の速度を保ちながら安価に運用できるメリットがあります。個人利用では、断然「ハイスピードプラン」がおすすめです。月額500円~ 利用が可能で、コストパフォーマンスが高いです。
デメリットは、下位プランへの変更ができないことです。今後ハイスピードプランの費用が上がった場合、月々のコストUPを余儀なくされるため、メリットが薄くなる可能性はあります。
④エックスサーバー XSERVER
エックスサーバー株式会社が2003年7月にサービスを開始したレンタルサーバーで、非常に長い歴史があります。表示速度が速く、安定しているため、かつては、エックスサーバー一択と言われていた時代もありました。国内シェアはNo.1で、運用サイト数は190万件を超えています。現在では、他社のサービスでも高速なものが出てきたため、その優位性は以前ほどではないと思いますが、多くのプロに愛用されているサービスです。個人利用では、「X10プラン」がおすすめ。月額900円~ 利用が可能です。
レンタルサーバー スペック比較
カラフルボックス BOX2 | mixhost スタンダード | ロリポップ ハイスピード | エックスサーバー X10 | |
CPU | Intel Xeon 40コア80スレッド | Intel Xeon 36コア72スレッド | AMD EPYC | |
vCPU/メモリ | 4vCPUs / 6GB | 4vCPUs / 4GB | ||
メモリ | 512GB | 256GB | 512GB(48コア) | |
ストレージ | SSD | SSD | SSD | SSD |
ディスク容量 | 300GB | 250GB | 250GB | 200GB |
転送量目安 | 6TB/月 | 9TB/月 | 600GB/日 | |
Webサーバー | LiteSpeed | LiteSpeed | LiteSpeed | LiteSpeed |
プラン変更 | 即時 | 上位のみ | 上位のみ | 下位への変更は 利用期限月のみ |
月額(36ヶ月) | 880円 | 880円 | 500円 | 900円 |
ブログ表示速度測定結果
Lolipop ライトプラン vs ハイスピードプラン(プラン変更前後)
測定環境をご紹介します。プラン変更前後で、WordPressとテーマのバージョンは同じものを使用しています。 WordPressバージョン:5.6.1。テーマは、SWELL バージョン: 2.3.1.1を使用しています。
GTmetrix
GTmetrixは、サイトのパフォーマンスをチェックし、速度の遅い要因を教えてくれるツールです。プラン変更前は、E判定でしたが、プラン変更後は、C判定に改善することができました。
PageSpeed Insights
PageSpeed Insightsは、Googleのサイトで、「パソコン」と「モバイル」それぞれの、ページ読み込み速度を測定できるサイトです。以下は、当サイトの測定結果です。ハイスピードプランに変更することで、パソコンサイト、モバイルサイト共にページ読み込み速度を改善することができました。ただし、モバイルサイトは、サーバーの速度以外の要因で遅くなっていることがわかりました。サーバー速度以外の部分の改善も検討したいと思います。
Test My Site
Test My Site は、Googleが提供する、モバイルサイトのページ読み込み速度を測定できるサイトです。以下は、当サイトの測定結果です。PageSpeed Insightsの測定結果同様、当サイトのモバイル表示については、サーバーの速度以外の要因で遅くなっていることがわかりましたので、サーバー速度以外の部分の改善も検討したいと思います。
ロリポッププラン変更の手続き
さんざん迷いましたが、レンタルサーバーの契約変更ではなく、「ロリポップ」のプラン変更をすることとしました。プラン変更の手続きをご紹介します。なお、ロリポップは、アップグレードのプラン変更はできますが、ダウングレードはできませんので、お気を付けください。
ユーザー専用ページにログインし、「プラン変更」を開きます。
プランを選択します。
支払い方法を選択し、期日までに支払いを完了します。クレジットカードであれば、すぐに手続き完了します。これだけで、プラン変更が完了しますので、簡単ですね。
まとめ
僕はロリポップの他にもレンタルサーバーの契約をしておりますが、ロリポップのハイスピードプランは、コスパが高く非常に、おすすめできると思います。特に、これからブログを始めてみようと考えている人などは、ご検討してみてはいかがでしょうか。
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