この記事では、自分で自転車のパンク修理を実施する方法を紹介していきます。パンクの修理は慣れれば、1時間かからずに完了できる作業です。僕は、パンクした自転車を自転車屋に運ぶことを考えると、時間もコストも削減できると考えています。重い腰を上げて自分で修理してみてはいかがでしょうか?写真付きでなるべくわかりやすく解説していくつもりです。
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パンク修理の準備
晴れた日に時間に余裕をもって実施しましょう。初めて作業する場合は、1時間半程度の時間がかかると考えておくと良いと思います。朝から実施すると良いですね!
道具

- 空気入れ
- バケツ
- スパナ(10mmサイズの自転車が多い)
- タイヤレバー(金属製推奨)
- ゴムのり
- 修理パッチ
- 紙やすり(中目~粗目)
※パンク修理セットが便利です。
パンクを疑う前に
バルブのナットの確認
パンク修理を始める前に、本当にパンクしているか調べましょう。バルブ(空気を入れるところ)を止めているナットが緩んでいると空気が抜けてしまうことがあります。この場合は、ナットをしっかり閉めて空気を入れれば問題ありません。
虫ゴムの確認

虫ゴムに穴がないか確認しましょう。虫ゴムとはバルブについている空気逆流防止弁です。(左の写真の黒いゴムです。)虫ゴムが劣化している場合は、虫ゴムを交換しましょう。
チューブの外し方
バルブのゆるみも無く、虫ゴムの劣化も無い場合は、パンク(チューブに穴が開いている)しています。パンク修理の為に、チューブを外していきましょう。※なお、パンク修理は自転車の分解をする必要はありません。
バルブのナットを緩め、バルブを外しましょう。チューブを固定しているナットをスパナを使って外しましょう。

タイヤとリムの隙間にタイヤレバーを差し込んで、テコの原理でタイヤをリムから外していきます。タイヤレバーは15cmずつ差し込んでいくと良いです。タイヤレバーは、金属製のものとプラスチック製nものがありますが、金属製の物の方が使いやすいです。僕は、両方所持していますが、金属製の物しか使っていません。
1周、タイヤをリムから外したら、タイヤとリムの間からチューブを引っ張り出します。チューブは傷つけないようにきを付けましょう。
穴の開いた場所の発見

- チューブにバルブを付け、空気を6分目程度入れます。
- 水の貼ったバケツにチューブを沈め、空気の出る場所を探します。
パンク修理(穴のふさぎ方)

穴の周辺をやすりがけします。ゴムのリは、やすりがけしていない場所には、くっつきませんので修理パッチより大きな範囲をやすりがけしましょう。
「やすりがけ」は丁寧に実施ましょう。修理パッチが剥がれ、パンクが再発することがあります。

紙やすりで出たカスをきれいに拭き取り、やすりがけしてザラザラした表面にゴムのリをまんべんなく塗っていきます。修理パッチより大きな範囲に塗りましょう。

パッチを貼り、タイヤレバーや金槌などで軽く叩いて圧接していきます。圧接した後にビニールをはがします。
※圧接をしっかりしないとビニールを剥がす時に、修理パッチごと剥がれてしまいます。
パッチの圧接は丁寧に実施しましょう。修理パッチが剥がれ、パンクが再発することがあります。
チューブの戻し方
修理パッチを貼り終えたら、チューブをタイヤに戻していきます。まずは、バルブ部分を戻していきます。その後、チューブ全体をリムに戻していきます。
最初に、バルブ部分をリムの穴に戻してからチューブ全体をタイヤに戻していきます。
チューブをタイヤとリムの間に1周戻していきます。
タイヤをリムに戻します。少し力の必要な作業となります。最後に戻しにくい場合は、タイヤレバーを使用しましょう。
チューブがタイヤとリムの間に嚙みこまないように気を付けましょう。噛みこんだまま空気を入れるとパンクしてしまう可能性があります。チューブに3分目程度の空気を入れて、噛みこみの確認をすると良いと思います。
※全ての作業を終えた後すぐに、空気をパンパンに入れないようにしましょう。できればゴムのリが完全にくっつくまで、少し時間をおいておくほうが良いと思います。私は修理終了した後、2時間程度はそのまま乾燥させています。
まとめ
慣れると短時間でパンク修理できるようになります。時間もコストも削減できるパンク修理にぜひトライしてみてください。
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