『無線LANの接続が不安定になる』と悩んでいませんか?僕の自宅でも、2階に設置された無線LANルーターに、1階から接続していると通信が不安定なることが多くて悩んでいました。
実は、1階と2階の有線LAN接続工事は、DIY で簡単に接続することができます。僕も実際に工事してみましたが、壁に穴をあけるような事もなく、2時間程度で作業を完了することができました。
この記事では、DIY による有線LAN接続工事に必要な道具&材料と工事の手順をご紹介します。通信不安定の悩みから解放されましょう。
【工事内容】CD管にLANケーブルを通す工事です
CD管(可とう電線管)とは、ケーブルを保護するための樹脂でできた管です。ジャバラ構造になっており、ぐにゃぐにゃと曲がる性質を持っています。色は、オレンジ色で、一軒家では、電話配線(モジュラージャック)の通っている所に配管されていることが多いです。CD管が1階から2階まで設置されているお宅であれば、専用の工具を使って、簡単にLANケーブルを通すことができます。
DIY であれば、業者に工事を依頼した場合と比較すると、かなり費用を抑えることができますので、ぜひチャレンジしてみてください。
DIY による工事はあくまで、自己責任でお願いします。
工事で必要となる道具/材料
今回、僕の自宅の工事で使った道具とその費用をご紹介します。Totalで ¥4791 でした。非常にリーズナブルでした。
製品名 | 単価 | 個数 | 金額 |
通線ワイヤー | 1699 | 1 | 1699 |
LANケーブル 15m 対応規格Cat6(フラットでない太めの物) | 1018 | 1 | 1018 |
LANコネクタ 対応規格Cat6(Panasonic製 ぐっとす) | 1000 | 2 | 2000 |
コンセントの化粧カバー | 74 | 1 | 74 |
工事の手順
電話配線(モジュラージャック)を探しましょう。1階と2階それぞれに設置してあると思います。また、それ以外にも設置されている場合もありますので、確認してみましょう。
電話配線(モジュラージャック)の化粧カバーを開けて、CD管があるかどうか確認しましょう。見にくいですが、左上に少しだけ見えているオレンジの管がCD管です。
※CD管がある事を確認した上で通線ワイヤーを購入しましょう。
通線ワイヤーをCD管に入れ、反対側へ通し、実際に配管が通っていることを確認します。通線ワイヤーはスネークヘッドという先端の金属部分から入れていきます。
※LANケーブルなど他の材料を購入するのは、この確認作業が済んでからにすると、もしも配管が通っていなかった場合の出費を抑えらます。また、通線ワイヤーを通すことで、何MのLANケーブルが必要か確認することができます。
通線ワイヤーの先端にLANケーブルをつなげ、通線ワイヤーを引き抜くことでLANケーブルを通します。
※管内で外れないよう、ワイヤーとLANケーブルはしっかり接続しましょう。また、つなぎ目が太くなってしまうとケーブルが管内で詰まってしまいますので、気を付けましょう。
LANコネクタを接続します。今回はPanasonic製の「ぐっとす」という製品を使用しました。
※この製品は、ストレートケーブルとクロスケーブルの結線方法が選択できますが、ストレートケーブルタイプを使用します。
LANコネクタをステイにしっかりと固定する前に、接続が正常にできているか確認します。以下のような機器を購入して確認する方法が確実ですが、今回、僕は接続確認用の機器は購入せず、自宅にあるノートPCを使用して、実際にインターネット接続できることを確認することで、ケーブルが正常に接続できていることを確認しました。
最後にコネクタをステイに取り付けて、新しい化粧カバーをかぶせれば完成です。
【まとめ】お手軽&リーズナブルなLAN接続工事です
- CD管にLANケーブルを通す工事です。(CD管が設置されている必要があります)
- 費用は非常にリーズナブルです。(僕のケースでは ¥4791 でした)
- 作業時間は2時間程度でできます。
僕は、このDIY 工事のおかげで、1階でも快適なインターネット接続環境を手に入れることができました。こんなに手軽にできるのであれば、もっと早くやっておけばよかったと思っています。皆さんの通信不安定の悩みから解放される、お手伝いができたらうれしいです。
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