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初心者におすすめの1万円前後の船竿のご紹介

初心者におすすめの 1万円 前後の船竿のご紹介

船釣に行くようになると、レンタルではなく自分のタックルが欲しくなりますよね。今回は、これから船釣りを始めようと考えている方へおすすめの船竿をご紹介します。レンタルで毎回違うタックルを使用しているとなかなか上達できません。ぜひマイタックルを手に入れて、釣りを楽しんでください!

目次

船竿の用語について

全長・継数・仕舞寸法

  • 全長:竿の全長です。長い竿は、その弾性力で強い引きに耐えたり、タメが効くのでバラシが少なくなりますが、逆に感度が落ちます。一般的にアジや五目釣りを楽しむのであれば1.8m~2.0mの長さの竿が主流です。
  • 継数:1本の竿となるためのパーツの点数です。アジ釣りなどの竿は、2本の物が主流です。なお、振り出し竿とは、持ち手の節にすべての節が収納でき携帯性に優れるものですが、もともと短い船竿では、振り出し竿は少ないです。
  • 仕舞寸法:分解したときの寸法です。保管や移動の時にその長さが影響します。

硬さ(強さ)

ロッド(竿)の硬さは、商品名に表記されています。「73 M190」という商品だった場合

  • 73:テーパー(調子)を表現しています。次項で説明します。
  • M:ロッドの硬さを表現しています。H(ヘビー)が硬く、L(ライト)が柔らかく、M(ミディアム)がその中間です。一般的に長いロッドは硬い仕様の商品が多くなり、短いロッドは比較的柔らかい仕様の商品が多くなります。例えば、非常に短くて硬いロッドがあったと想像すると、まるで棒のような状態となり、ロッドの基本的な機能である曲がって魚の引き/食い込みを吸収したり、ロッドの反発力で魚をいなしたりといったことができなくなります。その逆に長くて柔らかすぎる竿も、”ぺなぺな”で適度なロッドの反発がないため機能を満たしません。もちろん魚種によって、硬めが良いなどの適した硬さ、長さがあります。アジ釣りのロッドは、H、MH、Mの物が主流となっております。
  • 190:全長です。

テーパー(調子)

テーパー(調子)とはロッドがどこで曲がるか、どんな曲がり方をするかを表しています。

  • 極先調子(9:1調子)
    • ロッド全体を10とすると、先端の1割の部分から曲がるロッドです。繊細なアタリを感じることができる一方で、魚が掛かった時にロッドが曲がって衝撃を吸収する力が弱いため、バラシが多くなります。また、穂先が弱いので、持ち運ぶ際に折れてしまう事故も起こりやすくなります。
    • カワハギ、フグ、スミイカ、タコ などのエサ取りのうまい魚の釣りに向いています。
  • 先調子(8:2調子):エキストラファーストテーパー
    • 先端(8対2の位置)で曲がるロッドです。ルアーなどにアクションを付けやすい、アタリがわかりやすいといったメリットがあります。
    • アマダイ、タチウオ などの釣りに向いています。
  • 先調子(7:3調子):ファーストテーパー
    • 汎用的に使えるロッドです。食い込ませる穂先の柔らかさと強い合わせに必要な胴の硬さを併せ持つバランス型のロッドです。
    • コマセ釣り全般 に向いています。
  • 胴調子(6:4調子、5:5調子):レギュラーテーパー、ムーチングロッド
    • アタリを取ったり、ルアーアクションを付けにくいですが、警戒心の強い魚にも違和感なく食い込ませることができるロッドです。よく曲がるので釣れた後のやり取りもしやすい、初心者にも向いているロッドになります。
    • 真鯛、青物全般 に向いています。

錘負荷

使用できる錘を表しています。例えば、30-80号と記載されたロッドであれば、その範囲内の錘を使用しましょうということです。120号の錘を使えば、竿が曲がりすぎて釣りにならなかったり、破損の原因になります。初心者にとっては、錘負荷の範囲が広ければ広いほうが良いロッドに見えますが、一概にはそうは言えません。上限値の大きなロッドは、それだけ硬いロッドである可能性が高くなります。錘負荷の範囲よりも、ロッドの強さを基準に、自分の釣りに合ったロッドを選択することが重要です。

カーボン含有率

ロッドは、細くテーパーのついた金属棒にカーボンシートやグラスシートを巻いて熱することで生産されています。このカーボンシートは、カーボン繊維とレジン(樹脂)でできており、グラスシートはガラス繊維とレジン(樹脂)できています。この含有率や巻き方を各社工夫することで狙った強さのロッドを作っていきます。カーボン繊維の特徴は非常に軽い、高反発というメリットがある一方で、割れやすいというデメリットがあります。一般に、高級ロッドであるほど、カーボンの含有率は高くなります。初心者は、カーボン含有率を気にするよりも、軽さと狙った強さを基準にロッドを選択しましょう。

ガイド

ガイドは、ラインの挙動を伝える非常に重要な部品です。そして良いロッドの多くは富士工業製のガイドが使用されています(ダイワのAGSガイドは除く)。ガイドは以下のようなパーツでできています。

  • ガイドリング
    • SIC(セラミック)製:分厚くなめらかで、摩擦抵抗が少ない、傷がつきにくく、熱放出しやすいという特徴があります。一方で、ぶつけるなど衝撃で割れることが課題ですが、現在の市場の主流のとなっています。
    • トルザイト(セラミック)製:SiC と比較すると薄い仕上がりになります。SiC の廉価版という位置づけです。
  • ガイドフレーム
    • カーボン:超高価です。軽く、強度が強く、錆にも強いです。
    • チタン:高価です。強度も強く、錆にも強いです。
    • ステンレス:安価です。

ガイドは、エントリーモデルの船竿の選びでは、あまり気にするポイントではありません。

グリップ

ロッドはスピニングリールを装着できるものと、ベイトリールを装着できるものがあります。本記事では、ベイトリールを装着して船釣を楽しむことを前提としています。ベイトリール用のロッドは、持った時の安定性向上のため、ガングリップという突起がある商品も多いです。

船竿の選び方

なぜ-2

ロッド購入とステップアップ

おすすめする船竿は、初心者が東京湾で船釣り(ライトゲーム)をスタートする最初の1本を想定しています。まず、1本目は、アジや五目釣りを楽しめる汎用性の高いものを選びましょう。慣れてきて、そのロッドではできない釣りに興味が沸いてきたら、その時に初めて専門性の高いロッドを追加で購入していきましょう。釣具店に置いてある特定の魚種別のロッドのことです。例えば、カワハギ釣りは汎用ロッドではできません。極先調子のロッドを購入する必要があります。

最初の1本

具体的なアジや五目釣り用おすすめの仕様を挙げていきます。

  • ロッドは、スピニングリールとベイトリールのどちらか一方が装着できる仕様となっています。東京湾でのアジや五目釣りでは、ベイトリールを使用しますので、必ずベイトリール用のロッドを選択しましょう。
  • 全長は、1.8m~2m程度の物を選択しましょう。各メーカーから主流の長さとして販売されていますので選びやすいと思います。
  • 調子は、7:3調子のものを選択しましょう。汎用性を重視した選択です。
  • 硬さは、MもしくはMHを選択しましょう。

おすすめの船竿

シマノ

ライトゲーム BB[LIGHTGAME BB]

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快適な釣りをサポートするライトゲームロッド。

カーボン素材をネジレに強いハイパワーXで締め上げた細身軽量設計のライトゲームロッド。リールシートにはグリップ性能に優れたマルチパーミングシートを採用、手持ちのライトな釣りを快適に楽しめる汎用性の高いエントリーモデルです。

出展:シマノ

ダイワ

ライトゲーム X・R

沖釣りをライトにゲーム感覚で楽しむための汎用性の高いライトゲームシリーズ。ブランク最外層をX状にカーボンテープで締め上げた、ネジレを抑える強化構造を採用。細くても高い強度を確保し、持ち重り感の低減をはかることにより操作性をアップ。幅広い対象魚に対応します。

出展:ダイワ

プロマリン

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食い込みと粘りに優れた、グラスソリッド仕様バットジョイントモデル

出展:浜田商会

圧倒的なコストパフォーマンスを誇るプロマリンのロッドです。6:4調子のロッドですが、アジ釣には最適です。コスパ重視で、まずはレンタルを脱却するための選択枝として良いと思います。また、コストだけではなくバトルスティックの感触がよく、長年愛好しているアングラーの方もいらっしゃいます。

バトルスティック

その他

おすすめのリールについては、以下の記事をご参照ください。

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